白内障
- TOP
- 白内障
白内障とはCATARACT
白内障は、水晶体(瞳)が濁ることによって、視力が低下する病気です。
先天的なものや、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの全身疾患によるもの、外傷によるものなどがありますが、多くは加齢によるものです。
加齢性の場合は、40歳くらいから発症し、80歳の方のほとんどの方が程度の多少はありますが白内障になっているといわれます。
白内障の自覚症状には痛みはありません。メガネやコンタクトレンズを装用しても見えづらくなり、白っぽく見える、光がまぶしく感じる、二重三重に見えるなどの症状があります。
治療について
白内障を予防する目的では、目薬をもちいた方法がありますが、水晶体が濁ってしまった場合は、水晶体を取り出し、人工レンズに入れ替える手術を行います。
手術自体は、年間日本国内で120万件(2012年時)以上行われている大変一般的なものです。
水晶体は、物を見る際にピントを合わせる役目をもっており、手術によってこの水晶体を取り出し、人工レンズに置き換えるため、人工レンズの種類によって見え方やその後の生活習慣が異なります。また、当院ではレンズの種類によって保険適応のものと、自由診療となるものがあります。
-
- ■健康保険適用■
- 単焦点レンズ
単焦点乱視レンズ -
一つの距離にピントを合わせる眼内レンズです。手術をする前に、ピントを合わせたい距離を決めて、レンズの度数を決めます。ピントを合わせた距離以外のところは、メガネが必要になります。
●遠くを見たい場合遠くは、メガネを使用しなくても見えやすくなりますが、手元は裸眼では見えませんので、手術後は、老眼鏡の使用が必要になります。
●手元を見たい場合手元は、メガネを使用しなくても見やすくなりますが、遠くは、裸眼では見えませんので、手術後にメガネの使用が必要になります。
- 2焦点レンズ
2焦点乱視レンズ -
レンズの度数選択で2つの焦点(遠方・中間距離、もしくは、中間距離・近方)を補うことができる眼内レンズです。自費診療となる多焦点レンズと比べると、汎用性は劣りますが、眼鏡の必要頻度を軽減することができます。当院では、テクニスアイハンス®・レンティスコンフォート®の2種類を採用しています。
●遠方・中間に合わせた場合手元用は眼鏡が必要になります。
●中間・近方に合わせた場合遠方用の眼鏡が必要となります。
-
- 【自費診療】
多焦点レンズ
多焦点乱視レンズ -
一つのレンズで、遠く用・近く用の2つの焦点に合わせたものや、遠・中・近の3つの焦点に合わせたレンズで、単焦点のレンズに比べ、メガネの使用頻度を少なくすることができます。
メガネの付け外しが煩わしく、活発的な日常生活をご希望の場合や、外見上メガネを使いたくない方に合っています。
光を複数の焦点に分散させて合わせているので、単焦点のレンズに比べ、見え方のシャープさや、暗い場所でのくっきり感に劣ります。また、暗い場所で強い光を見た際に、まぶしさやにじみを感じる場合があります。
- 【自費診療】