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加齢性黄斑変性の治療

加齢性黄斑変性とは

加齢性黄斑変性症とは、60歳以上の方に多く発症するため、加齢に伴う変化によっておこる疾患と考えられています。加齢黄斑変性症は先進国において中途失明の主原因となっており、近年の高齢者人口の増加に伴い、増加の一途をたどっています。アメリカでは現在、中途失明を来たす疾患の1位です。日本人では、男性の発病率は女性の約3倍と、男性に発症しやすいといわれています。

病因は、脈絡膜新生血管が網膜色素上皮下に伸び、出血をくりかえることにより、結合組織の増殖が起こり視力低下をおこします。脈絡膜から発生する新生血管(脈絡膜新生血管)の有無で(1)滲出型(2)萎縮型に分類されます。

(1)滲出型加齢黄斑変性
急激な視力低下や変視症(物がゆがんで見える、小さく見える)、中心が見えない中心暗点を自覚することが多く、病状が進行すると視力が失われることもあります。これは症状が進行する可能性があり、早期に診断、治療を必要とします。
(2)萎縮型加齢黄斑変性
徐々に視力低下を起こし、多くは両眼性です。黄斑部の変色や網膜色素上皮細胞が萎縮と脱色素化などの変化が見られます。病状の進行は緩やかです。

加齢性黄斑変性イメージ画像

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原因

高齢者に多く発症することから、黄斑、特に網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。しかし、加齢黄斑変性の原因・病態は完全には解明されておらず、現在もなお様々な研究がなされています。

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症状

網膜の中心部が悪くなるので、視野の中心が見えにくくなります。

1 ) 変視症 ものがゆがんで見えたり、小さく見えたり大きく見えたり、左右の眼でのものの見え方が違います。
2 ) 中心暗点 中心が暗く見えたり、みえなかったりします。顔を横に動かしたりしてものを見ようとしてしまいます。
3 ) 視カ低下 眼鏡や裸眼で遠くのもがはっきり見えていたのが見えなくなります。

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検査
1 ) 眼底検査 検査の前に目薬をさして瞳孔を開き、眼底にある網膜の状態をくわしく調べます。
2 ) 蛍光眼底検査
(フルオレセイン・ICG)
腕の静脈に蛍光色素を注射し、瞳孔を開き、眼底を調べます。たくさんの眼底写真を撮ることにより原因となる新生血管を見つけ出し治療を行っていきます。

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治療
1 ) レーザー光凝固術 新生血管をレーザー光で焼く治療法です。病変部位により適応が限られてきます。
光線力学的療法(PDT:Photodynamic therapy)
光に反応する薬剤を体内に注射し、それが新生血管到達したときにレーザーを照射する治療法です。弱いレーザーによって薬剤が活性化され、新生血管を閉塞します。使用するレーザーは通常のレーザーとは異なり、新生血管周囲の組織にはほとんど影響しません。3ヶ月ごとに検査を行い、その結果により必要に応じて再度実施するという、継続的に行う治療法です。大学病院や大きな機関のみで行われています。
2 ) 新生血管抜去術 新生血管を手術で取り去る治療法です。
3 ) 黄斑移動術 中心窩の網膜を新生血管から離れた場所に移動させることにより、中心窩の働きを改善する治療法です。新生血管が中心窩にある場合に実施されます。手術をしても満足度は限られてきます。
4 ) 経瞳孔温熱療法
(TTT:transpupillary
thermotherapy)
弱いレーザーを新生血管に照射し、軽度の温度上昇により、新生血管の活動性を低下させる治療法です。安全な方法ですが、有効性がはっきりしない治療法です。新治療方法の一つで限られた大学病院で行われています。

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予防・進行を遅らせるには?
1 ) 早期発見・治療で視力は保つことができますので、見え方がおかしいと感じた場合はすぐに眼科医に見てもらいましょう。
2 ) 加齢黄斑変性と診断された4割程度の人では、経過とともに両眼に発症するといわれています。良いほうの眼も定期的に医師に診てもらいましょう。
3 ) 亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性の関連が指摘されています。亜鉛が含まれている食品(穀類、貝類、根菜類など)の摂取量が少なくなるとともに、腸の亜鉛を吸収する力が低下してしまうことから、亜鉛不足になりやすいといわれます。現在では予防や進行をおくらせる可能性があるといわれている厚生労働省に認可されたサプリメントが出ています。眼科医に相談してみましょう。