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結膜炎の治療

結膜炎とは

黒目のふち(白目の部分)からまぶたの裏にかけて、目を覆っている粘膜を、結膜といいます。この部分が、アレルギーや細菌・ウィルスなどによって炎症を起こすことを、結膜炎といいます。

結膜炎は大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • (1)非感染性結膜炎(アレルギー性結膜炎)
  • (2)ウィルス性結膜炎
  • (3)細菌性結膜炎

結膜イメージ画像

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非感染性結膜炎(アレルギー性結膜炎)の症状と治療
(1)フリクテン性結膜炎 phlyctenular conjunctivitis
症状は異物感、充血を感じます。原因は遅延型の微生物アレルギー(ブドウ球菌など)です。治療はステロイド剤の点眼が有効、併用で抗菌剤を点眼することもあります。
(2)春季カタル vernal conjunctivitis
学童期から思春期の男子におおく、アトピー性皮膚炎を伴っている場合もあります。春から秋にかけて症状が強く出ますが年中の場合もあります。非常に強い掻痒感があり発症部位により眼瞼型と眼球型があります。
1 ) 眼瞼型 上眼瞼結膜の部分に、石垣状のごりごりとした状態の乳頭増殖を認め、ひどいときには、まばたきのたびに角膜びらんや混濁を伴います。
2 ) 眼球型 角膜輪部の結膜に粒状の小隆起が認められます。

治療方法はどちらも抗アレルギー剤の点眼、ステロイド剤の点眼、最近では免疫抑制剤の点眼を行うこともあります。

(3)アレルギー性結膜炎 allergic conjunctivitis
症状は異物感、充血を感じます。原因は遅延型の微生物アレルギー(ブドウ球菌など)です。治療はステロイド剤の点眼が有効、併用で抗菌剤を点眼することもあります。

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ウイルス性結膜炎の症状と治療

感染性が強いものとして以下の3つがあげられます。

(1)流行性角結膜炎 epidemic keratoconjunctivitis(EKC)-はやり目
アデノウイルス8型の感染で5~7日の潜伏期で発症します。伝染力が非常につよく、接触感染により広がっていきます。学校保険法で登校禁止になる結膜炎です。
症 状 目やに、充血、異物感、流涙、耳前リンパ節の腫脹、ひどい場合や乳幼児に偽膜の形成をが見られます。偽膜形成した場合は偽膜の除去が大切でほっておくと角膜潰瘍や角膜びらんをおこし、視力低下の原因となります。 また、結膜炎により角膜混濁を発症する場合があり、視力低下の原因となります。
治 療 有効な治療方法はありません。二次感染の予防に抗菌剤の点眼や角膜混濁、点状表角膜炎に対してステロイド剤の点眼を行います。約2~3週間で治癒します。
予 防 伝染力が非常に強い結膜炎ですから、家族内や職場感染の防止のため、点眼後の手の洗浄を徹底し、できるだけ共同生活の中で物の使用の共有に気をつけましょう。
(2)咽頭結膜炎 pharygoconjunctivitis fever(PCF)-プール熱
アデノウイルス3型の感染で5~6日の潜伏期で発症します。
症 状 39~40度の発熱と咽頭炎、耳前リンパ節の腫脹を認めます。
治 療 流行性角結膜炎に準じます。約10日で治癒します。
(3)急性出血性結膜炎 acute hemorrhagic conjunctivitis(AHC)-アポロ病
エンテロウイルス70の感染で、1~2日の潜伏期で急性に発症します。
症 状 眼瞼は浮腫状で結膜の強い充血で、結膜下出血を伴う結膜炎です。耳前リンパ節の腫脹は軽度で角膜びらんを伴う場合もあります。
治 療 流行性角結膜炎に準じます。約1週間で治癒します。

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細菌性結膜炎の症状と治療
(1)カタル性結膜炎 catarrhal conjunctivitis
急性あるいは亜急性カタル性結膜炎のタイプが多い。
症 状 結膜充血と眼脂(目やに)が出ます。
治 療 眼脂の細菌検査、抗生物質・抗菌剤の点眼をします。
予 防 伝染力が非常に強い結膜炎ですから、家族内や職場感染の防止のため、点眼後の手の洗浄を徹底し、できるだけ共同生活の中で物の使用の共有に気をつけましょう。
(2)淋菌性結膜炎 gonococcal conjunctivitis
アデノウイルス3型の感染で5~6日の潜伏期で発症します。
症 状 膿性分泌、結膜浮腫・出血、角膜びらん、偽膜性結膜炎など非常に強い症状があらわれ、症状の経過は早く、角膜穿孔まで起こします。
治 療 眼脂の細菌検査は必修、ペニシリン系、エコリシン系、クラビットなどの抗生物質・抗菌剤の点眼、偽膜の除去、注意深い観察を必要とします。
(3)トラコーマ trachoma
chlamydia tracomatisの感染症で日本で水道の改良によりほとんど見られなくなりました。
症 状 濾胞・乳頭増殖で末期には結膜の瘢痕形成をし、睫毛乱生や眼瞼内反症を起こします。角膜は新生血管(パンヌス)の侵入をおこします。
治 療 抗生物質(テトラサイクリン・エリスロマイシン系)を点眼します。